１９９４年　１０月ごろ製作 

私の人生を狂わすきっかけとなった一人です（笑）。この年に、「劇場版・ストリートファイター�U」が公開され、それの記念的な意味合いで、「キャミィ」と共に発売されたキットだったと思います。雑誌で見たときに、「女性的な美しさ」と「格闘家としてのカッコよさ」の両方を兼ね備えた躍動的なポージングに心惹かれ、即座にボークス通販課に電話を入れました。ボークスの通販を利用するのは、このときが初めてだったと思います。

ボークスは、このキットの半年ほど前に、１／８スケールでも春麗を出していて、それをノーマルカラーである青で塗装したので、こちらは２番目に好きな黒で塗装しました。黒鉄色に紫、クリアブルー、クリアレッドを混ぜて、「ボールペンの黒のような色」を作ろうと苦心した記憶があります。また、「パンスト塗装」このころは試行錯誤の真っ只中で、脚に肌色を塗った上から、クリアレッドに黒。銀を少し混ぜたものを吹いたと思います。クリアレッドではなく、クリアオレンジにすればよかったのでしょうね。ともあれ、今見ると、「ああすれば良かった、こうすれば・・・」と反省点が多く見られるキットですが、「質感の追求」などに、当時の自分の一生懸命さが見え隠れする、なんと言うか「愛着の深い」キットでもあります。

余談ですが、「劇場版」における最大の見せ場は、各バトルシーンなどでは断じてなく、この人のシャワーシーンだと思っているのは、私だけではないはずです（笑）。