１９９４年　７月ごろ製作 

現在、全日本プロレスで活躍中の武藤敬司選手が、アメリカでの修行中及び、新日本プロレス在籍時に時折「変身」した姿です。近いうちに、現在のスキンヘッドでの「新生ムタ」として復活するらしいので、楽しみにしています。

このキットは、現在は姿を消してしまった「遊」というメーカーの商品で、これの半年前にはライガーをリリースしていました。そのライガーのキットを通販で購入する際に、メーカーの方と電話でお話をする機会があって、「次回作のムタでは、どんなポーズが良いですか？」と聞かれたので、「のどに手を当て、腰を低く落とした、毒霧を吹く寸前などに見せるポーズが良い」と答えると、ほぼそのとおりのポーズで商品化してくれたので、とても嬉しかったのを覚えています。

このキットは、両方の手首以外は一体成型、すなわち、パーツ総数が３つという、非常に作りやすいキットでした。しかし、「実在の人物」ということで、特に顔の塗装には神経を使いました。写真では判りづらいと思いますが、歯のすき間や、舌の上などに毒霧が残っている表現などは、自分では気に入っています。ただ、胸には胸毛のモールドが入っているのですが、現在でも「うっすらと胸毛が生えてるように見せる塗装」が出来ないので、そのままにしています。どなたか良い方法を教えてください。

前述の「遊」は、このムタの次には「パワー・ウォリアー」を出すということだったのですが、その前に姿を消してしまいました。非常に残念です。