向坂 環

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左面

正面 右面
背面(ていうかサービスカット1) トップレス・アップ トップレス1
トップレス2 トップレス3 トップレス4

2010年 4月〜9月製作

「タマお姉ちゃんで〜した!」というわけで、”全国50万人(推定)の姉”、タマ姉です。

「To Heart2」は、(2010年10月10日現在)原作ゲームは未プレイなのですが、このタマ姉に関してはそれ以前から興味があり、「レプリカントVol.48」誌で、このキットの記事を読み、同誌での通販を利用すると少し安く買えるとのことで、早速注文しました。

キットが手元に届いてからは、少しでも彼女のことを知りたいという想いから、オフィシャルサイトを観たり、アニメ版を全話(TV版、最新作の「adnext」シリーズ以外のOVA版)鑑賞したり、古本屋でアンソロジーコミックを読みまくったりしました。顔立ちの美しさやグラマラスな肢体は勿論のこと、「リードしつつも尽くしてくれる」人柄が、「姉系キャラ好き」のXnの大脳を直撃し、その際に生じた「萌えエネルギー」を制作時のパワーに変え、暇を見つけてちまちまと半年かけて制作しました。伊藤静さんの声&演技もぴったりで、「メガパー感激!!」って感じです(←こいつ、声優ネタ好っきゃなぁ…)。「アマガミSS」のはるか先輩や、「ハートキャッチ!プリキュア」のもも姉も、すごく魅力的ですね。
アニメ版では描かれていなかったと思うのですが、原作ゲームにおいては、「”機械の操作”及び”犬”が非常に苦手」という弱点も披露されてるそうですね。

さてこの作品、私にとって、「ラッカー塗料デビュー作」でもあります。長年にわたり、水性塗料ユーザーだったのですが、思うところがあって、ラッカー派に転向しました。
水性塗料と違い、すごく乾燥が速くていまさらながら驚きましたが、やはり、匂いがしんどいですね(苦笑)。(昔の鳥山明先生の自画像のような)ガスマスクを着けてないと、作業がしづらいです。

各部分に使用した色や工程は、以下のとおりです。
●肌…「美少女フィギュアフレッシュセット」及び、それに同封の小冊子に紹介されてた塗装法を使用
@全体をベースホワイトで塗装
A下地にコーラルピンクを吹きつけ(筋肉の色)
B明部に白を吹きつけ
C暗部にキャロットオレンジを吹きつけ
D全体にミルキーピーチを吹きつけ(皮膚の色)
Eあまりにもピンク味が強くなりすぎた気がしたので、クリアーとうすめ液でかなり薄めたキャラクターフレッシュ(1)を全体に吹きつけ
F乳首の周りを乳首と同径のテンプレートでマスキングし、乳首にコーラルピンクを吹きつけ
G顔、乳房、尻、肩につや消しクリアーを軽く吹きつけ
H100円ショップで買った頬紅を上記の箇所に塗布。つや消しクリアーでコーティング後、頬の頂点にエナメルの白でハイライトを描きこみ。
・一般的にはパステルが推奨されてますが、私はパウダータイプの頬紅を使ってます。
あらかじめ、人の肌に合うピンク色が調色されてるし、微量に混じったラメパウダーが良い効果を生んでると思います。
「ウィッチブレイド」、「クイーンズブレイド」、「そらのおとしもの」、「みつどもえ」等、ここ数年のアニメでは、頬以外の箇所にも赤みを入れるのが流行っているようですね。
確かに、乳房や尻の赤みは、「ぷりんっ!!」とした感じが強調されて、美味しそうに見えます(笑)。
Iつや消しクリアーにごく微量のイエローオレンジとパールホワイトパウダーを混ぜた物で全体をコーティング(『ホビージャパン2009年6月号』誌228ページ参照)
・イエローオレンジのおかげで、ピンクの度合いがいい感じに落ち着き(馴染み)、パールホワイトのおかげで、つや消しなんだけど「しっとりした瑞々しい肌」の雰囲気が出せたと思います。
J乳首にコピックのピンクを微量に塗り、コピックの消しペンで塗り伸ばし、クリアーを微量に吹いてつや出し

●髪
@全体をベースホワイトで塗装
A明部のホワイトを消してしまわないように注意しながら、暗部にマルーンを吹きつけ
Bクリアーとうすめ液でかなり薄めたスーパーイタリアンレッドを明部に吹きつけ(暗部との境目には多少かかっても良いぐらい)
C最暗部(髪の先端付近や後頭部生え際付近)にクリアーとうすめ液でかなり薄めたパープルを吹きつけ
Dハイライト部にピンクを吹きつけ
E全体にパールピンクを微量に吹きつけ(肌同様、『しっとり感』が出るかなぁ…?と)
F凹部にエナメルのハルレッドで墨入れ
G全体をつや消しクリアーでコーティング

●水着&チョーカー
@あらかじめ、のど元に彫刻してあったチョーカーのハートを削り取る
A水着及びチョーカーのベルトをベースホワイトで塗装
B明部のホワイトを消してしまわないように注意しながら、暗部にタンを吹きつけ
Cクリアーとうすめ液でかなり薄めたタンを明部に吹きつけ
Dクリアーに、パールホワイト:パールゴールド:パールピンク=2:1:1の割り合いで混ぜた「パールベージュ」(勝手に命名)を全体に吹きつけ
E「FGピンクパール」を吹きつけ
Fエナメルのホワイトでライン部を塗装
G水着の柄として、100円ショップで買ったネイルアートやデコ携帯用のシールを貼り付け
Hチョーカーに、削り取ったハートの代わりに、ネイルアート用のハート型のアクセサリーを貼り付け
Iクリアーでコーティング
・最近のグラビアでは、「えっ、まさか、全裸!?」と思ってしまうような色の水着が流行っているようなので、そういう色を目指したのですが、もっとピンクの度合いを強めた方が良かったかもしれませんね。

●乳乗せ台(笑)
@全体をベースホワイトで塗装
Aエナメルのクリアブルーにホワイトブルーパールを混ぜたもので、適当に模様を筆で描きこむ
B乾燥後、エナメルシンナーを染み込ませた筆で、境目をぼかしたり、全体をこすったりする
Cかなり薄めたエナメルのホワイトをスポンジに染み込ませたもので、表面をこすったり、叩いたりする
D乾燥後、「FGブルーパール」を混ぜたクリアーでコーティング
E乾燥後、コンパウンドで磨く
・「コトブキヤ原型部屋実践的フィギュア塗装講座(メディアワークス刊)」の22ページの「大理石風塗装」を参考にしました。
「服の柄」にも応用できる(面白そうな効果が得られる)ような気がします。

機会があったら、また、このキャラの別のキットを制作してみたいです。ここ数年は、どのメーカーも、ガレージキットよりも、完成品の方を主力製品にしておられるようですし、私自身も、ついつい完成品を買ってしまいますが、やはり、キットには、
・1つ1つのパーツをじっくり見る楽しみ(分割の仕方とか、組んでしまうとわからなくなってしまう所とか)
・資料集めの楽しみ
・塗装&制作に入る前の考察及び下準備の楽しみ
・塗装&制作を行っている最中の楽しみ
・完成品をじっくり眺める楽しみ
・それらの過程を経ることで、増してゆく愛着
があると思います。

P.S.@
「彼女の、『「リードしつつも尽くしてくれる人柄』に惚れた!」という主旨のことを前述しましたが、
「『友達以上、恋人未満』の時点ではそうだけど、恋人→婚約者→夫婦と段階が上がるにつれ、彼女の実弟である雄二と扱いが同じになっていくんじゃなかろうか…?」
なんて考えちゃう(恐れちゃう)私は、「タマ姉ファン」失格でしょうか(笑)?

P.S.A
アニメ版を観た限りでは、タマ姉以外のキャラでは、ささら会長、愛佳委員長、イルファ、優季、由真、花梨といったところが好きです(萌えます)。花梨に関しては、その言動が古い友人(男ですが)を思い出させてしまい、微笑ましい気持ちになります。
このみや姫百合ツインズに対しては、「お父さんもしくはお兄さんのような気持ち(具体的に言うと、ラ○カに対するオズ○さんのような気持ち)」になっちゃうので、萌える(リビドーを含んだ気持ちを向ける)ことは、私には出来ません。まぁ、このみに関しては、将来的にはその母上様のような、けっこうグラマラスな女性になってくれるのかも知れませんが…。

P.S.B
M.N君、いつも、いろいろと、本当にありがとう。

Update 2010.10.10  

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