遠藤美希

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正面

左 背面
アップ お尻アップ
トップレスアップ
トップレス正面ちょいアップ トップレス背面ちょいアップ トップレス正面
トップレス正面下から トップレス右下から トップレス右

2012年 6月〜2013年 6月製作

’90年代後半から’00年代前半にかけて、講談社のミスターマガジン誌及びヤンマガ・アッパーズ誌にて連載されていた、人気漫画のキャラクターです。2年ほど前に、同社の月刊ヤングマガジン誌で復活して、狂喜乱舞していたのですが、ほんの数話掲載されただけで、音沙汰が無くなってしまいました。どうしちゃったんでしょう…?

このキットは、2000年に、某模型店で購入しました。昨年、何気なく、久しぶりに「G−taste」の単行本を読みたく(ていうか、『観たく』?)なり、読んでいる最中に、このキットをはじめとする「G−taste」キットのことを思い出して全部引っ張り出し、いろいろ考えた末に、彼女に、「バラバラのパーツ」から「人型(像)」になって貰うことにしました。

この、遠藤美希嬢は、単行本第1巻にモノクロとして登場し、その後、第5巻にて、CG彩色された再録作品及び、その前日談的な物語が公開されました。
「恋人(著者及び読者の化身)に、日焼け跡の付いた裸身を披露して喜んで貰うため、わざわざはるばるスペインまで焼きに行くための費用をアルバイトで稼ぐ」
というのがその2つの物語の概要なわけですが、こんなに綺麗でスタイルの良い娘に、そこまでしてもらえたら、男冥利に尽きるってもんです(笑)。
制作においては、当然、「萌えパワー(別名・妄想力)」がエネルギーとなるわけですが、彼女は、私の記憶が確かならば、アニメ版をはじめとする音声付作品には登場していません。で、「です・ます口調で喋る、控えめな性格の女の子」ということで、勝手ながら、”マイ紅白”水樹奈々様のお声を脳内キャスティングさせていただきました。「堪忍袋の緒が切れちゃう娘」とか、「喫茶店のマスターを首魁とする町の人達全員に騙されてた娘」のイメージで(笑)。

作業や塗装の工程については、以下のとおりです。

◎ 水着…もともと、ブラトップは、胴体パーツと一体化していましたが、購入から10年以上経っての制作ということで、俗に言う「キャストオフ」が出来るように、改造してあります。
@全く手付かずの状態で、ブラトップ及びその周辺の写真を撮る。
Aブラトップを削り取り、トップレス状態の乳房を制作。
B乳房に離型剤を塗り、エポキシパテを押し付けて大まかにカップを作る。
C@で撮った写真を参考に、Bのカップにしわを彫刻したり、アルミニウムの針金を接着するなどして、ブラトップを制作。
Dトップ・ボトムともに、下地塗装後、全体にブラックを吹きつけ。
Eムーンストーンパール、ダイアモンドシルバー、ターコイズグリーン、サファイアブルーを同量ずつ混ぜた「メタリック水色」(←もーちょっとかっこいい名前付けろよ!)を吹きつけ。
Fデコ携帯やネイルアートに使うシールを貼り付け。
Gスーパークリアーで全体をコーティング。
H裏側(乳房と接触する側)に、細かく切ったマスキングテープをびっちりと貼り付け。

◎ 肌…当初は、原作どおりに、現在着用している水着と同じ形の日焼け跡にしようと思ったのですが、私的嗜好により、通称「パンダ焼け」にしてみました。余談ですが、「パンダ焼け」の開祖とも言うべきキャラは「あずまんが大王」の神楽でしょうが、ここ数年の「パンダ焼けの女王」と言えば、「けいおん!」のあずにゃんでしょうね。神楽の場合は、普段ボーイッシュであるがゆえにエッチっぽさが増しているのに対し、あずにゃんの場合は、もともとの可愛らしさがさらに増すということで、方向性が違うのでしょうが。
ちなみに、両腕を着脱式にしないと、ブラトップも着脱できないので、胴体と両腕の接合部には、磁石と鉄クギの頭をそれぞれ埋め込んであります。
@下地処理後、全体にコーラルピンクを吹きつけ。
A明部に、ホワイトを吹きつけ。
B暗部にキャロットオレンジを吹きつけ
C全体にミルキーピーチを吹きつけ。
D「”あえて日焼けしたところが見てみたい!”と思えるような、色白な肌」にするべく、クリアーと薄め液でかなり薄めたキャラクターフレッシュ1を全体に吹きつけ。
E肌の、焼けた部分と焼けていない部分の境目をぼかしたかったので、ボール紙を切って制作した水着型のマスクを、肌の白く残したい部分に、糊面を外側にしてこより状に丸めたマスキングテープを使って、肌から少し浮かせて貼り付け(もともとは、戦車などの迷彩塗装に用いる技法だそうです)。
Fスーパークリアーに、ペールオレンジとブラウンをごく少量混ぜて作った、「日焼け肌色」を全体に吹きつけ。単行本5巻の八神先生からCG彩色担当者さんへのメッセージに、「褐色の肌にはしないでください」とあったので、私も、そうならないよう、「適度な焼き色」を目指してみたつもりですが、いかがでしょうか?
GEFと同じ要領で、5ミリ径ポンチで打ち抜いたボール紙で作ったマスクを乳首に少し浮かせて貼り付け、コーラルピンクを吹きつけ(乳輪の境をぼかしたかったので)。
H目と唇を塗装。唇の色は、エナメルのクリアレッドとクリアオレンジとクリアーを混ぜて、薄めたもの。
Iつや消しクリアーを吹きつけて、目をゾルでマスキング。
J頬、乳房、肩、腿、お尻などに、頬紅を塗布(Hは、頬紅の粉末が付きやすくするための下準備)。目の上に、色鉛筆の朱色とピンクでアイシャドウを描きこむ。スーパークリアーを吹き付けて定着させる。
Kつや消しクリアーにごく微量のイエローオレンジとパールホワイトパウダーを混ぜた物で全体をコーティング。
L手足の爪に、ピンクのマニキュア(本物)を筆塗り。
M瞳、唇、マニキュアに、エナメルのクリアーを筆塗り。
N乳首に、ごく微量のパールピンクを混ぜたクリアーを吹きつけ。
O両腕の胴体との接合部に、シールを貼り付けて腕輪とする。

◎ 髪…新色「クリアーブラック」と「クリアーブラウン」を入手したので、今までと違う、「下地の色を生かす」塗装法に挑戦してみました。
@全体にホワイトを吹きつけ。
Aカチューシャにホワイトブルーパールを吹きつけて、乾燥後マスキング。
B凹部に、エナメルのハルレッドで墨入れ。
C暗部に、クリアーブラックを吹きつけ。
D明部に色が乗らないように注意しながら、中間部にクリアーブラウンを吹きつけ。
E明部に、スーパークリアーと薄め液で1/3ぐらいに薄めたクリアーブラウンを吹きつけ。
F最明部(ハイライト)に、以前、調合した「パールベージュ(パールホワイト2:パールゴールド1:パールピンク1)」を吹きつけ。
G全体に、ほぼ同量の半光沢クリアーとつや消しクリアーに微量のパールベージュを混ぜたものを吹きつけ。
「ただの焦げ茶色の髪」ではなく、光のあたっている部分が、見る角度や距離によって、ホワイト、ゴールド、ピンクに変化し、面白い効果が生まれたんじゃないかなと、自画自賛しています(笑)。

◎ ベルト状のアクセサリー…100円ショップで調達した、ネイルアート用のボールチェーンや、眼鏡を首にかけるのに使うチェーン等を用いて自作。以前、何かのグラビアだかイラストだかで見て、かっこいいなと思えたので。

ただでさえ、模型制作に使える時間も少なくなってきている上に、止せばいいのに改造なんてしたために、またしても、着手から完成までに1年以上かかってしまいました。未組み立てのキットを全て形に出来るのと、私の寿命が尽きるのと、果たしてどっちが早いことやら(笑)。

Update 2013.07.07  

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