萩原 さくら

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後ろから 右から セクシーショットA

2017年 7月〜2020年 12月製作

「あぁっ…、やっ…、痛い!いた…い…!(悶絶)」
というわけで、ここ数年で、個人的に最も萌えたヒロインである、萩原さくらちゃんです。
彼女が主人公を務めるTVアニメ「世界でいちばん強くなりたい!」(以下、『せかつよ』)は、2013年10月から12月まで放映されてたわけですが、我が県では未放映でした。放映前に某店でもらったチラシで「せかつよ」及び彼女のことを知り、元々プロレスには思い入れ(”複雑な思い”も含む)があった上、「サラサラの黒髪」と「非常に豊かなバスト(笑)」という、私の大好きなものを二つも兼ね備えた彼女に大いに興味を持っていただけに、我が県では観られないとわかった時には少なからずショックを受けました。しかしながら、その数か月後、ツタヤでの独占レンタルが開始され、「100円レンタルデー」を利用して第2巻(第4話)までを一気に視聴しました。そして、「動いて喋るさくらちゃん」を目の当たりにして、かつて、鮎川まどかや木野まことに感じたような胸の高鳴りを、さらには入浴シーンのぶ厚い湯気の向こう側をどうしても見たくて見たくてたまらない衝動(笑)を感じ、ブルーレイソフトを買い集めるに至りました(第4巻以外は中古ですが)。2017年にはパチスロ版も出ましたが、残念ながら、「アクエリオン」みたいに、「次回作を制作するための資金集め」は出来なかったようですね。ともあれ、「せかつよ」という作品そのものについての思いは、後述いたします。

このキットは、2017年に、ネットオークションで購入しました。出品者様には、この場にて、あらためて御礼申し上げます。ちなみにネットオークションで購入できた「せかつよ」グッズで、このキットと同じぐらい嬉しかったのは、パチスロ版の胸像フィギュアと、●っぱいマウスパッド(大笑)!

作業や塗装の工程については、以下のとおりです。

◎ 下準備
@彼女の最大のチャームポイントである「非常に豊かなバスト」を強調すべく、トップ部分を小改造。
余談ですが、1994年ごろ、スーパージャンプ誌に「君だけに愛を」という女子プロレスを題材にした漫画が連載されていたのですが、登場するヒロイン達は、バストトップが浮き出る、めっちゃ破れやすいリングコスチュームを着てました。当時、ガチガチのプロレスファンだったXnは、「神聖なリングに過剰なお色気を持ち込むんじゃねぇーっ!」と腹立たしく思っていたのですが、今は…、「エロレス」バンザイ!「せかつよ」バンザイ!「●ンブルロー●」バンザイ!「●ッスルエンジェルスサバイ●ー」バンザイ!ていうか、前述の「君だけに愛を」も、なんだかんだ言って毎回読んでたし、連載終了した数年後、「やっぱ単行本買っとけば良かったかなぁ…。」って、何度か思ったしなぁ…(笑)。
A塗装のしやすさを考えて、手首を赤いラインで、足をソックスとふくらはぎの境目で切断。
B全体をホワイトサフェーサーで下地塗装(本当は、肌はサフレス塗装に挑戦したかったんだけど、なんせ、気泡があまりにも多くて…(泣))。

◎ コスチューム
@赤い部分と、靴底をマスキングして、クールホワイトを全体に軽く吹き付け。
Aエナメル塗料のライトブルーを暗部に吹き付け。
B全体にガイアカラーのプリズムパープルグリーンを吹き付け。思っていたほど面白い効果が出なくて残念。
C赤い部分のマスキングをはがし、白い部分をマスキングして、メタリックレッドを吹き付け。
D赤い部分に、ネイルアートで使うシールを貼ってアレンジ。春に100円ショップで桜柄のシールを見かけ、このキットに使ったら面白いんじゃないかと思い、購入・使用してみました。
Eコスチュームの縁の赤いラインに画材店で購入したグラフィックテープを貼り付け。ところどころを瞬着で点止め。劇中でも、コスチュームの縁の赤いラインと脇腹などの赤い部分は色や質感を変えて表現されていたので、再現できたのではないかなと。
F全体をクリアコーティング。

◎ 肌
前述の通り、サフレス塗装に挑戦したかったけど、余りにも気泡が多かったので、「サフレス塗装っぽい塗装」に挑戦してみました。
@目をマスキング。
A肌全体にピンクパールを吹き付け。乾燥後、つや消しクリアーを吹き付けてざらつかせる。
 「まず、『筋肉の色』であるコーラルピンクを全体に吹き付ける」という塗装法をこれまで行ってきましたが、その「筋肉の色」を今回はピンクパールで表現してみました。
B膝裏・乳房の付け根・耳の穴・二重まぶたといった最暗部に、頬紅のオレンジを塗布し、クリアコーティング。
Cミルキーピーチ、キャラクターフレッシュ2、クリアーを1:1:2で混ぜたものを暗部に吹き付け、乾燥後クリアコーティング。
DCの色をクリアーと薄め液で半分ぐらいに薄めたものを、明部にはあまり色が載らないように注意しながら全体に吹き付け。乾燥後、つや消しクリアーを吹き付けてざらつかせる。
E頬・肩・乳房・尻等の、「血色の良さ」をアピールしたいところにピンクの頬紅を塗布し、クリアコーティング。
F目・口の中・唇を塗装。
Gつや消しクリアーにごく微量のイエローオレンジとパールホワイトパウダーを混ぜた物で全体をコーティング。
H手足の爪に、ピンクのマニキュア(本物)を筆塗り。
I瞳、唇、マニキュアに、エナメルのクリアーを筆塗り。

◎ 髪
@全体にプリズムブルーグリーンを吹きつけ。
A暗部にクリアーブラックを吹き付け。
B明部にクリアーパープルを吹き付け。
C髪を顔パーツに接着後、前後の継ぎ目を消し、接合部周辺にホワイトサフェーサーを吹き付け。そこが乾燥したらプリズムブルーグリーンを吹き付け。
DCの部分に、クリアーで半分ぐらいに薄めたクリアーパープルを吹き付け。
E最明部に、クリアーホワイトを吹きつけ。乾燥後、その上にプリズムブルーグリーンを吹き付け。
F最暗部に、エナメルのブラックを墨入れ。
G全体に、ほぼ同量の半光沢クリアーとつや消しクリアーに微量のプリズムブルーグリーンをを混ぜたものを吹きつけ。
彼女のもう一つのチャームポイントである「サラサラの黒髪」を表現すべく、いろいろ模索してみましたが、こちらも思ったような効果は得られませんでした(泣)。

制作に3年以上かかっちゃったけど、俺はやっぱり、模型製作が好きだ!

 

「せかつよ」に思う、エトセトラ (注:多少、ディスってます)
@Xnが子供のころと違って、最近の子供たちは、かなり早い段階で「プロレスは格闘技でもスポーツでもなく、アクション演劇」であることを知ると思うんだけど、その、「アクション演劇」で世界最強を目指すという設定はどんなふうに映っていたのかなぁ…って、一時期思ってたけど、そもそも、アニメのほとんどが、荒唐無稽な設定の上に成り立っているファンタジーなのだから、「ケーフェイだのアングルだのジョブだのギミックだのが存在しないプロレス」というファンタジーとして、世間の皆さんは楽しんでたんだろうね。まぁ、この「せかつよ」があったことで、「タイガーマスクW」も制作・放映出来たんだろうし。
Aあのエッチぃ(←誉め言葉)コスチュームを作ったり、多少の技を練習する時間があって、なぜ、誰も、「”カペジェラ・コントラ・カペジェラ”というのは、敗者髪切りデスマッチのことだよ」と、教えてくれなかったのか。自分で調べる時間もあったと思うのだが。もしかして、それこそ、事務所とプロレス団体がグルになってのギミックだった?
B「史上最大の悶絶女子プロレスアニメ!」なんてキャッチコピーだった割には、お色気要素低かったなぁと。全12話中、主人公をはじめとするヒロインたちのオールヌードが拝めるのは第5話までで、ブルーレイソフトに収録されてるおまけアニメもアホエロ話は第3話までだし。余談ですが、もし、スタッフに大張正己さんが居たならば、試合中のある場面をコマ送りしたら、「画面いっぱいに映し出されるバストトップ」とか、「吹っ飛んでる最中は完全に乳丸出しなのに、着地したら何事もなかったように元に戻ってるポロリシーン」とか、あっただろうなぁ…(笑)。
Cアニメの方で、随所にドロップキックが出てくるけど、相手の頭より高い所から飛んできて、しかも両足で着地しちゃうのには、すごい違和感感じたなぁ…。「技を放った方が地面で受け身をとる動画」を描く手間等を省きたかったんだろうけど。
Dアニメ版の朱里が、美咲とほとんど見分けがつかない容姿にデザインされてたのは、何か意味があったんだろうか?アニメから入ったXnは、てっきり、「両親の離婚で長い間離れ離れに暮らしていた双子の姉妹がプロレス界で偶然に再会し、リングの内外で愛憎をぶつけ合っている」というお話かと思ってたので、原作の朱里の容姿を見て驚きました。
E早苗の言動、いちいち能天気だなぁ…と。「元レスラー」だったら、「キャリアの浅いさくらが、それなりにキャリアのある対戦相手(先輩レスラー)の手の平の上で踊らされている」のが見抜けそうなもんだが。
Fいくら、プロレスは「”敢えて”受ける」ことで成立してるものとはいえ、あんな露骨なポーズを取ってから出す「さくらスペシャル」を避けられないのは、いかがなものか…と。勿論、現実のプロレスでも、ジャンボ鶴田、スタン・ハンセン、長州力、武藤敬司、スペル・デルフィン、オカダ・カズチカなど、「露骨なポーズ」を取ってからフィニッシュホールドを出すレスラーはたくさんいるけど、彼らのは、相手がグロッキー状態のときにやるからこそ説得力があるのであって、まだピンピンしてる相手の目の前で露骨なポーズを取ってからフィニッシュホールドを出す(しかもそれが当たる)のには違和感ありました。あと、アニメ版第7話で、ついさっきまで寝技で痛めつけられてエロ可愛く悶絶してたのに、ブレイクした直後にさくらスペシャル決めて試合を終わらしちゃうのも、「フィニッシュに持って行くまでの盛り上げ方」というか、「技のありがたみ」みたいなものが感じられなくて、なんだかなぁ…と。とはいえ、’90年代〜’00年代初頭を「ファイプロ」と共に過ごしてきた身としては、「さくらちゃんは、『ドロップキックの名手』として描かれてるから、『ドロップキック』は、立ち状態でスーファミならA、プレステなら〇で、『さくらスペシャル』は、立ち状態で、スーファミならYとB、プレステなら□と×の同時押しで、『さくらスペシャル2』は、相手をコーナーにもたれかけさせた状態で前述のコマンドだろうなぁ…。」とか思っちゃったりして(笑)。
Gアニメ版終盤の、「エレナが試合前に自らマスクを脱ぎ、”ブルーパンサー”としてではなく、”宮澤エレナ”として戦う」という展開自体は良かったと思うけど、せっかくエレナにはオリジナルのリングコスチュームがあるのだから、それで戦えば良かったのに。既に、「マスクの下でポニーテールを結う」というファンタジーをやっているのだから、「自らの手でパンサーのコスチュームをむしり取ると、その下にはオリジナルの黄色いコスチュームを纏っていた」というファンタジーをやっても良かったんじゃないかなと。
Hネットで見つけた、「アイドルを完全休業してプロレスをやってたさくらより、アイドルとプロレスを並行しながらさくらをギリギリまで追い詰めたエレナの方が強いんじゃないの?」という意見には同意。ていうか、むしろ、「最初のうちはライバルの方が強い」方が、物語としては面白いだろうし。
I原作コミックの第4巻及び第5巻で、ブルーパンサー(中身はエレナ)が笑顔でガッツポーズする場面があるけど、せっかく朱里が作った、「パンサーは冷徹な壊し屋」というイメージを保ち続けるにはマイナスだったんじゃないかなぁと。まぁ、マスクのデザインがスペル・デルフィンに似てるから、ああいう表情させてみたくなったのかもしれないけど。
Jブルーレイ第4巻〜第6巻のおまけアニメ、無言でマットを叩くレフェリーが正直不気味だったなぁと。予算削減のためだとは思うけど、4人の声優さんたちの中で誰か1人が、声色を変えてレフェリーも演じるとか出来なかったのかなぁ…。

とまぁ、いろいろディスったけど、俺、今でも、「せかつよ」、好きなんだよ!続編見たいんだよ!ブルーレイ第4巻、原作コミック第4巻及び第5巻以外のグッズは全部中古で買って、パチスロもやらなくて、「続編の制作資金を提供する」という部分には殆ど貢献してない俺だけど!

Update 2021.01.29  

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