２００５年　９月製作

ＯＶＡ第６話のワンシーンを立体化したものです。スクール水着という、どちらかというと「ロリ系」を象徴するアイテムを、頭身の高い、ムチムチなおねぃさんが着用することで、ある意味倒錯したエロティシズムを生じさせているような気がします。「新キューティーハニー」はＧＫ界でも人気のモチーフということで、様々なメーカーから立体物が出ていますが、キャラデザの堀内修さん（現在は『フルメタル・パニック！』シリーズでお馴染みですね）の絵に一番似ているのは、この工房こぼしさんのだと思います。

制作においては、パーツ分割が非常に親切だったので、前髪と後ろ髪の継ぎ目消し以外には特に苦労はありませんでした。チョーカー及びブレスレッドのハートマークは、先に制作した「キューティーハニー＆アーマロイドハニー（レフトハンド製）」に合わせて、百円ショップの髪留め及びアルミ缶を加工したものに変更しました。

ゼッケンは、取り説にはホワイトデカールを使用するように指示がありましたが、行きつけの模型店に売ってなかったこともあり、下地加工の最中に、プラペーパ―をドライヤーで暖めながら瞬着で接着しました。水着部分との段差が出来たことで、「別の布を縫い付けた」感じを出したつもりです。「３−Ｂ」の文字はインスタントレタリングを、「如月」の文字は、ワープロソフトで「如月」と書いたものを厚めの紙に印刷し、それを型紙にしてブラックデカールから切り出しました。ホワイトデカールは売ってないのに、ブラックデカールは売ってるし…（苦笑）。文字の上からはクリアでコーティングしてあります。

塗装に関しては、水着が濡れた感じを出そうとしました。下地はホワイトで、陰になる部分にはミッドナイトブルーをあらかじめ吹き付け、他の部分にはブルーを吹き付けました。お尻から背中にかけての陰影は割と気に入っています。
「なんで、水着は濡れてるのに、髪の毛は乾いてるの？」
とお思いになった方もいらっしゃるかもしれませんが、この直前のシーンまで、水泳帽を被っていたので大丈夫です。髪はオレンジイエロー、クリームイエロー、ホワイトの３段階塗装です。これもけっこううまくいったかなと。

余談ですが、バンプレストさん、「スーパーヒロイン大戦」作ってください。「新ハニー」は勿論、「セーラームーン」、「ウェディングピーチ」、「とんで、ぶーりん」、「神風怪盗ジャンヌ」、「プリキュア」、「イクサー三姉妹」、「Ａｉｋａ」とかが一同に会して戦うやつ。